体調は少しずつ改善してきていたのに、病欠の延長が認められずまさかの解雇の連絡… 手続きなども多く、精神的ショックと合わせて少し悪化しました。
1. 今月の大きな出来事
- 病欠の延長が認められず、まさかの契約解除!
- 無料弁護士・税理士等に複数相談(契約解除の違法性、労災、税金のこと等)と職場と交渉→体調が悪化!
- 精神的ダメージが大きく、自暴自棄になり夜な夜な車椅子で外に連れ出してもらう!
- EATに通い始める!
2. 取り組んだ治療(病院)・セルフケアなど
- コロナ後遺症外来(渋谷)の通院
:予約が2カ月先まで取れず、1~2ヵ月に一度
- 近所の耳鼻科でEAT
:初めの三週間は週に3回(復職に向けて早く治したかったため)
→その後は週1~2回
上咽頭擦過治療(EAT、Bスポット療法)
新型コロナ後遺症では上咽頭(鼻とのどの間の部分)に炎症を起こしてしまっていることがかなりの頻度で起きています。この部分を治療するのが上咽頭擦過治療(以下EAT)、および鼻うがいです。
EATの概要は下記の通りです。
- 一部の耳鼻科(ごくまれに内科、精神科)で行われている治療
- 50~60年前から広く行われており、非常に安全性が高い
- 保険適応の治療で、非常に安価(安価すぎて、施行して下さる医療機関が少ないのが問題)
- 初回は強い痛みがあることが多い(2回目以降から楽になることが多い)
- してくださる先生の技量の差が出ることがある
- 週に1~2回(できれば2回)、繰り返し施行する必要がある
私は近所の耳鼻科でEATをはじめました。労災の申請を決めてからでしたので、労災の対応可能なEATをやってくれる耳鼻科探しが大変でした。
- セルフケア
:鼻うがい 1日2回(朝晩)
3. 内服していた薬・サプリ
内服の理由は()で書いています!
効果の自覚は、◎:すごく効いた、〇:多少効いた、△:効いたような気もする、×:全く効かない、?:不明、で併せて記載しています。
後遺症外来は予約がとれず、外出も大変でしたので、通院が1~2ヵ月に一度だったので、この月は前の月と内服薬など変わっていません。
- 七物降下湯(頭痛):?
- 加味帰脾湯(不眠・落ち込み):?
- クエン酸第一鉄Na錠(貧血):△
- トリメプチマイレン酸(整腸):?
- ポラプレジンク(亜鉛):?
- 酸化マグネシウム(便秘):〇
- ロキソニン(頭痛・胸痛):△
当時はまだあまり実績もなく処方されていましたが、
今は七物降下湯・加味帰脾湯はコロナ後遺症患者にはかなり注意して処方すべき(人によっては悪化する可能性大)と言われていますので、絶対に自己判断で飲んだりしないでください!!
- BCAA:〇
- プロテイン:?
BCAAは飲むと少し体が楽になるような気がしていました!
4. 症状の変化
この期間の各症状は、表のとおりです。
特に辛かった症状はアンダーラインしています。
倦 怠 感 | 微 熱 | 頭 痛 | 胸 痛 | 体 の 痛 み | 呼 吸 苦 | 睡 眠 障 害 | フ ォ グ | 脳 疲 労 | 光 音 過 敏 | 起 立 不 耐 | P E M | 落 ち 込 み | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
治療開始時(3ヵ月) | 9 | 7 | 7 | 5 | 2 | 4 | 7 | 6 | 6 | 0 | 8 | 4 | 6 |
後遺症4か月目 | 7 | 5 | 5 | 0 | 2 | 0 | 7 | 6 | 5 | 0 | 6 | 5 | 8 |
- 心膜炎から続いていた胸痛や呼吸苦は、時間経過とともに自然と良くなり、介護ベッドなしでも普通に横になれるようになりました。
- 復職に向けて早く回復したかったので、週に3回でEATに通い、私の場合は倦怠感・頭痛・微熱に顕著な変化と、脳疲労が少しだけ良くなった気がしました。
- 結果、座位不耐はあまり感じなくなり、車+車椅子であればあまり無理なく外出できるようになりました。
座位不耐がなくなった分、生活が少し楽になり、寝たきりを脱した感じがありました。
今は座位不耐があるので、椅子にも座れず、車椅子でも外出厳しいので…
- その後、病院に書いてもらった休職の診断書の日付が数日間違っていたために、病欠の延長が却下され解雇(契約解除)と言われてしまいました。そこから、色々調べたり対応したりと脳への負荷が強く少し倦怠感が悪化しました。色々調べ交渉しましたが、結果は解雇。精神的にかなりダメージが大きく、自暴自棄になり、心を紛らわせたくてほぼ毎晩車椅子でコンビニなどにつれていってもらったり、ドライブに連れて行ってもらい、悪化…
- この頃はX(旧Twitter)もやっておらず、PEMの怖さを分からずに、毎日自らPEMに片足を突っ込んでいました。
- 睡眠はまだ2~3時間しか眠ることができずでした。
5. 最後に
今思うとそんな事ないとわかるのですが、
もともと大学頃から仕事・夢を生きがい・中心として生きてきたので、この時仕事を失ったことで、過去と未来のキャリアも全て失ったような気がして、本当につらく、生きている気力が失せてしまっていました。
この時に心が折れずに、安静に前向きに生活していたらこんなに長引かなかったのかも…とも思いますが、あの鬱々とした気分の落ち込みも後遺症のせいだったのかなと思うようにしています。
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